新しい細胞、がんばれ!

相変わらず足の傷が完治せず、
一日おきに通院している。
毎回、ガーゼを取る瞬間は、
宝くじの当選を確認するような気分になる。
傷が浅くなっていたら「やった!!」と思うし、
想像よりも治りが遅かったらかなり落胆する。
そんな一喜一憂を何度繰り返しただろうか。
今日、もし傷が塞がっていたら、
ライミングジムに行こうと思っていたのだが、
まだまだ傷口は穴になっていて、
塞がっていなかった。
傷口の周りの死んだ細胞の中で、
真ん中に小さくて鮮やかな肉が見えた。
これが新しい細胞で、医者の先生曰く「ここ(傷口)で新しい細胞を培養しとるんや」。
この細胞が増殖して傷口に広がって、
さらに傷口を塞いで皮膚が作られる。
自分の足の細胞、がんばれ!