やまかわうみ


コアな雑誌がある。
『やまかわうみ』というタイトルで、
サブタイトルが「自然民俗誌」。
民俗学的な視点を交えながら「山」「川」「海」という、
自然を観ていこうという雑誌で、
ぼくが初めて仕事をさせてもらった編集者の方が制作に携わっている。
上の絵は、北米先住民の民話を紹介するページに寄せたもの。
久しぶりに、というか、こういったかたちでは初めて、
物語の場面をイメージして描いた挿絵である。
『やまかわうみ』にはサバイバル登山の服部さん、元『山と渓谷』編集長の勝峰さん、
無言館の窪島さんなど、多彩な執筆陣が並んでいる。
商業ベースではない部分で「山」「川」「海」を描く新しい雑誌は、
新しい表現の地平を照らす可能性を秘めているように思う。