産まれました!!


4月26日に産まれた赤ちゃんが、
今日家にやってきました。
といっても、自分ではなく、
パン屋を営んでいる姉夫婦の子どもです。
女の子で、穂高の「穂」の字で「みのり」と読みます。
パン屋の名前が「Cultivateur」。
フランス語で「耕す人」という意味らしく、
パン、小麦、耕す、穂が実る・・・土を耕すように生活し、
穂を実らせるということで、この名前を付けたそうです。
小さくて、かわいらしくて、いろんな顔の動きをして、見ていて全然飽きません。
出産祝いに、ピーターラビットの絵本全24巻セットを贈りました。
服などとも考えたのですが、
服はすぐに着られなくなるし、
いずれ捨ててしまいますが、
本は大人になってもずっと持っていられるので、
絵本にしました。
ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポター
ナショナルトラストの生みの親としても知られる、
活発な女性で、優れたナチュラリストでした。
動物を鋭く観察する眼やそこから生み出された絵や物語は、
決して空想ではない、自然のリアリズムに根ざしたもの。
数ヶ月前の『母の友』で特集され、
梨木香歩も文章を寄せていました。
それほど幼い頃にピーターラビットに親しんだわけではないのですが、
大人になり、山里で動物を見ながら暮らすようになって、
ポターの魅力を再発見しました。
穂がこの山里で育つなかで、
ここでの生活とピーターラビットの世界とに繋がりを見いだしてくれたら、
この物語のように生き生きとした自然を身体に染み込ませながら育ってくれたらと思います。