薫風

今日は気持ちの良い一日だった。
周りの田んぼではみんな農作業に勤しみ、
水を張った田んぼは一面の湖のよう。
あぜ道は日に日に緑色が広がっていき、
瑞々しい空気の中に薫風が吹き渡っていく。
ヤマツツジが濃いピンクの花を咲かせ、
木々の芽吹きもはじまりかけてしまった。
春の陽気さに
早く小屋をつくらなければ木々が若葉を広げる季節になり、
あっという間に梅雨入りしてしまうと、
少し急かされているような気分になる。
足はまだ完治していないが、
ほぞを刻むくらいならできるだろうと、
昼から二本の柱にほぞを刻んだ。