イルカ

予定していた取材を
地震の影響で中止にしてもらった。
そのため、取材日と原稿書きのために空けておいた日にちが空いた。
といっても、他にやる仕事はあるので、
仕事を前倒しして、
それから小屋作りの作業もしようと思うのだが、
今日は午後からの数時間、
ライミングに出かけた。
山は全体に湿っぽく、
岩も濡れているところが多かった。
なんとなく、久しぶりに「イルカ」にトライしようと
林道を下った。
イルカは1級。
去年から触っているが、
完全にハマってしまっており、
毎回フックをかける位置が違う。
一度はリップまで行ったがその後手順につまって完登できなく、
それからは延々とムーブが決まらないままハマってしまっていた。
スタートホールドはびしょ濡れだったが、
手ぬぐいで拭き取ると何とかトライできそうだった。
数回トライしていると、
トゥフックがうまく決まる位置がわかり、
左足のヒールフックも外れずに次のホールドが取れるようになった。
だんだん到達点が高くなり、
その後の数トライで、
意外とあっさりと登ることができた。
やっぱり、フックの位置だ。
レッドブルの岩に移動し、
先日触った初段の課題を見るが、クラックがびしょ濡れで断念。
他の岩に移り、2時間ほど登って
まだ日のあるうちに帰宅した。
ライミングに出かけようと思いつき、
すぐに車を走らせて
数時間だけ登って帰ってくる。
しかも、笠置という非常に質の高いクライミングエリア。
まさに夢のような環境だと思う。