「山に焦がれた男たち」


雲ノ平に行くつもりが、
人身事故で電車が動かず、
夜行バスに乗ることができなかったのでやむなく延期し、
昨日、以前から気になっていた展覧会と
9月に行わせていただくカモシカスポーツ松本店の下見に行ってきた。
まずは展覧会。
「山岳こ焦がれた男たち」
というタイトルで、日本山岳画境界の創立75周年を記念して、
創立会員の作品展が組まれている。
場所は長野県東御士の丸山晩霞記念館。
http://www.city.tomi.nagano.jp/manabu/santerasu/banka_kinenkan.html
創立会員には丸山晩霞のほか、
ぼくが『PAPER SKY』で記事を連載している
吉田博たちもいて、
吉田博の油彩絵もたくさん飾られていた。
それらの作品はもちろんすごかったが、
中でも、この展覧会のチラシに使われている
丸山晩霞の「夏の山岳風景」という水彩画が
もうすんばらしかった。
八ヶ岳の風景だというが、
遠い稜線には日が辺り、
夏の花々が咲き乱れる手前は、
あえて雲の影になっている。
お花畑に光があたっていては、
花のもつ可憐さや美しさが消えてしまうからなのだろう。
その色彩、構図、描写、
どれをとっても見とれてしまう、
本当に見事な作品だった。
会期は9月4日(日)まで。
34℃の猛暑の上田市をあとに松本へ。
なかなか伺えなかった
カモシカスポーツへと、
展覧会をやらせていただく会場を下見させてもらった。
2階部分の1/3ほどだろうか、
かなり広いスペースで20点以上は飾れそうだった。
展示するボードなどを確認し、
帰路につきながらどのように展示をしようか考えていた。
3日のイベントもたのしそうで、
そちらも参加しようと思っている。

まるで美術館のようなお店である。