帰ってきました





一ヶ月の旅行から帰ってきました。
ビールとワインの生活からの脱却。
山と岩にもちょこっと登りましたが、やはりパートナーがいないとなんともなりません。
それでも、次回登ってみたい山、ルートがたくさんできたことは大きな収穫でした。
とくに、モンブランの針峰群には
フリークライミングで快適に登れるたくさんのルートがあるようで、
レビュファの世界を自分もたのしむことができるということは衝撃的でした。
行ってみないと、山事情もわからないものです。
それ以外のときは、晴れていればハイキングをしながら絵を描いていました。
何枚か描いているうちに、自分の絵が変わってきていることをはっきりと実感する瞬間がありました。
これも大きな収穫。
それと同時に、山の絵を描くのは、日本の山のほうが適しているのかもしれないとも思いました。
なぜなら、ヨーロッパアルプスではテント泊が禁止されているから。
日帰りハイキングか小屋泊まりか(シュラフだけならOKのようですが)。
登山鉄道やロープウェーが発達しているため、日帰りハイキングでは観光客と行動範囲が同じ。
日没が午後9時過ぎなので、夕刻の風景を描くのもなかなか難しいものがありました。
手軽に絶景をたのしめる半面、「山に入って行く」というプロセスを実践しにくいように感じました。
日本の泥臭い山のほうが、心身ともに山に入り、そのプロセスも含めた絵を描くことができるような・・・
山旅感のある山行がしにくい(一般的でない?)ような気がします。
ヨーロッパアルプスも、もっと山の奥へ入って行けば良いのかもしれませんが。
ということで、これから今まで以上に日本の山を歩き、絵を描きたいと思います。